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2010/03/20

無題

この記事は、私が一方的に、かつての愛車「インテグラ Type-R」への想いを綴ったものです。

はっきり言って、他人が見ても面白くも何ともない可能性が高いです。

もし、読んで頂けるのなら、下にある「続きを読む」をクリックしてみて下さい。

タイトルは・・色々考えたのですが、上手く言い表せる言葉が浮かびませんでした。

HONDA好きならずとも、スポーツカーが好きな人ならその存在には一目置く、NSX Type-Rという車がありました。

その「」のDNAを受け継ぐ、一般人にも買える値段の市販車が出る。

それだけでも心躍る記事だったことを覚えています。

数々の専用開発パーツ、高性能パーツを組み込み、一度製造ラインから下ろされ、一台一台ポート研磨まで行われる、B18C 96spec.Rという名のエンジン。

そのスペックは、レッドゾーン8400回転、リブリミット8700回転、最高出力200馬力。

リッターあたりの出力は、実に111馬力にのぼり、そのフィーリングからNAターボとも呼ばれ、MAXのピストンスピードは、当時のF1エンジンをも超えるものでした。

市販車のNAエンジンとしては、間違いなく世界最高峰。未だに希代の名機として語り継がれているほどです。

実際の計測値も私のインテRの場合、195馬力を発揮したことがあり、車によってはカタログの1割以上落ちなんて当たり前の中、殆どカタログスペック通りという驚異の性能でした。

そんな名機は、14万キロ近くを走破しても、老いを感じさせることなく(多少のばらつきはありますが)官能的にHONDAサウンドを響かせてくれていました。

そして、そのパワーを受け止める、ボディやシャーシー、足回りの拘りも凄かった。

防振防音のためのメルシートの廃止を初め、薄いウィンドウガラスの採用や軽い素材のトランクシートの採用、時計やラジオ用アンテナのオプション化、等々、物によってはグラム単位での軽量化を行った上で、ボディ剛性の強化を行う。そうして出来上がったボディの重量は、1060キロ

これは、今時のコンパクトカーの重量に近く、同じHONDAで言えばフィットとほぼ同じ重量。そんな車重のボディに、200馬力という出力のエンジンが乗っているわけで、それはそれは強烈なわけです。

足回りは、HONDAお得意のダブルウィッシュボーンサスペンション。そのサスは、市販車一硬いとまで言われたセッティングが施され、乗り心地なんて考えられおらず、横断歩道の白線の感覚が伝わってくるほどのものでした。

でも、ただ硬いだけではなく、路面に吸い付くように狙ったラインをトレース出来るリニアなハンドリングをもたらしてくれていました。

そうそう、乗り変えた頃は、曲がりすぎて怖いくらいでした。

そんなおおよそ市販車とは思えないトータルスペックを誇るType-Rは、そのままサーキットやジムカーナ、峠を走っても、その辺のチューニングカーにも負けないポテンシャルを発揮してくれました。

実際にサーキットで、某メーカーのFR2リッターターボ車相手にも直線で置いて行かれませんでした。それに、深夜の峠で、目の前で事故った車をかわせたのも、この車のお陰です。

時として自分が上手くなったような感覚に陥り、でも、攻めていくと自分の腕がダイレクトに車の挙動となって帰ってくる。TCSやスタビリティコントロールなどの電子制御なんてなく(私はABSも付けていませんでした)、自分の操作がそのまま反映される、そんなインテグラType-Rで、ずいぶんと鍛えられました

このあたりは、電子制御当たり前の今の車では、なかなか味わえない感覚だと思います。

運転が上手くなりたい人は出来るだけ、電子制御のない(もしくはキャンセルした状態)の車に乗ることをお奨めします。

そんな、サーキットスペックの車ではありますが、通勤やデート、子供の送り迎えにも活躍してくれました。

こんな車が保育園や児童館に送り迎えに来る光景というのは、周りからみたらどうなのだろう・・なんて思ったりしていましたね。

ご近所さんからも同じですよね、一般的には、二児のお父さんが乗る車ではないですから。

とはいえ、私はファミリーカー、ましてやオートマに乗るつもりはこの先も無く、次もCR-Zのマニュアルになったわけで、相変わらずあそこの旦那は好きかってやってるな~って感じなのでしょう。

でも、ここは男のロマンです。ワンボックスやらミニバン、セダンやらに乗ってCVTで快適快適、なんて、絶対無理。

そんなの、ストレス溜まってしょうがないです。

ただ、妻の妊娠中にこの車は申し訳ないな、と思いましたけど・・。

振り返ってみれば、この14年、毎日、毎回この車を運転するのが楽しかった。

心躍るエンジン音とエキゾーストノート、スパっと切れ込むハンドリング、普段の通勤もこの車で走るだけで、スポーツカーを操る楽しさを味わう出来ました。

やっぱり、「車」、というのは、ただ人や荷物を運ぶ便利な道具じゃありません

いや、もちろん、そういう側面も持っています。でも、やっぱり「より速く走る、より操る楽しみを味わう」というのも、確実に「車」の役割なんです。

時としてそれはエゴなのかもしれない。自己中心的で、周りはただ迷惑なのかもしれない。

でも、ひたすらに性能を追い求め、可能性を追求し、それを形にする。それは酷く大袈裟に言えば、進化です。

その結果をこの手で所有し体験する。しかも、それが一つの究極の形であったなら・・。

そんな体験をさせてくれたのが、インテグラ Type-Rでした。

人生というものは流れやタイミングがあります。

初代インテグラ Type-Rという車が世に出た時に、それを買える環境であったこと、そして、14年の長きにわたり乗り続けることが出来たこと。

それはとても幸せな事で、私の人生において、かけがえのない宝物です。

きっと、この先どんな車に乗っても、このインテグラ Type-Rという車を忘れることはないでしょう。

正直な話し、ディーラーへ向かう最後の時間。熱いものがこみ上げて来てしまいました。

そんな貴重で掛け替えのない時間をくれた相棒よ、今までお疲れ様、そして、ありがとう!!

次のオーナーになる人にも、また、そんな素敵な体験をさせてあげてね!

最後に画像を2枚。14年の時の長さを物語るキー。

Dvc00016

そして、最終総走行距離。139,269km。

Dvc00015

以上!!

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